虹の家グループでは一度志した福祉の精神を大切にしてもらいたく、徹底した研修を行います。その一例として看護師でも営業研修を実施し、自らの足で営業先に出向くなどの実践をしてもらいます。
そして、そこから得られるものは、弊社に就業した際に感じた「選ばれる難しさと感謝の気持ち」とともに仕事の糧となり、さらには「人生の糧」ともなることでしょう。

万全な体制で看取りケアを行うということは、ただ単に人員を手厚く配置することとイコールなのではありません。そして、人が亡くなるということは、ある意味特別なことではなく、人間は誰しもその最後には死を迎えることが自然なのだという考えを基本として、虹の家では、これまで取り組んできた豊富な経験をもとに指導します。
もちろん医療面では、ドクターの指示をもととし、しかしながら入居者様の人間関係までをも最大限尊重したうえで、安心安全かつ流れ作業にならないケアを実践していきます。
食欲がないときはアイスクリームを食べていただくこともあります。また、場合によってはミキサー食にしてしまうこともあるのですが、その際にはどうしても味が薄くなってしまいます。利用者様が物足りなさを感じてしまうこともあることでしょう。体調面に配慮するという事は、利用者様にとって、痛しかゆしの部分がどうしても出てきてしまうことなのです。
しかしながら、そのようなときでも、たとえば出来合いのものをミキサー食にするのではなく、いちから手作りの食事を工夫してミキサー食にするなど、私たちの気づかい一つで、利用者様の気持ちもやわらいでいただけることでしょう。

働きやすい職場環境、仲間どうしの信頼関係。それらはみな、利用者様が望むライフスタイルを創造した後にしっかりと形作られるものなのだと考えます。
「虹の家で生活をおくる、文字どおり全ての人が幸せであるように」
ひとりひとりのあたたかな気持ちがこれからの人と人とを繋ぐ大切なキーワードになっていくのではないかと考えます。